ぴのきおとは
ぴのきおの支援方針
1、「何ができないかではなく、何ができるか」を考える支援(障がいの正しい理解)
それを実践するために
科学的な視点から、その人の障がいを正しく理解する事が大切
個人の障がいには特性があり、それを無視した支援をしないためにも、その人の障がいを正しく理解する事が大切である。
その理解に基づいて、ぴのきおでは、出来ないことばかりに目を向けるのではなく、その人の好みや意思に沿って、出来ること、やりたいことを延ばしていく支援方針をとります。楽しく穏やかに生活できるように支援していきます。
2、支援者が自分の価値観や尺度で、その人の事を決めつけない支援(個性の理解)
- 障がい特性や性格、生育歴などから十人十色であることを念頭に置く
- 支援者自身の価値観、尺度のみが基準ではないことを念頭に置く
- 「ここまででおわり」という姿勢の支援はしない
※限りなく成長する可能性を信じ常に支援について模索し続けこと。
これまで、「もっと頑張って」「なまけないで」「それはだめです」「わざとそんなことしない」などという支援ばかりを受け入れてきた人の中には、その支援に対して不適切といわれる対応行動をとらざるをえなくなった人たちがいます。
そこで、そしあるの支援者の方針として以下を掲げています。
ぴのきおの支援者の方針
信頼関係を取り戻し、新しい関係を構築し、信頼関係の中で諸活動を展開する為、まずは、強制的な形ではなく「頑張らせない」。
3、個人支援のプログラムに基づく支援(個別支援)
十人十色の利用者が、それぞれに目標をもって1日を過ごし、将来を見越した取り組みができるように、個別計画を作成します。(マンツーマン支援と言う意味ではない。)その人の個性に合った目標、長い目で見たときの目標を設定し、その目標を少しずつ達成していく為の方法を開拓していきます。そのプログラムに基づいて、ぴのきおを毎日が楽しく、明日も行きたいと思える場所にしていきます。
4、家族との連携、外部機関との連携を深める(家族との連携)
ぴのきおが利用者を支援する場所は、日中活動の場所だけではありません。自宅で困りごとがあれば、相談にのり、一緒に解決していこうと考えています(共感の姿勢)自宅に帰れば、あとは家族だけで全てを行えばよいという考えには立っていません。
我々は、小さな困り事を早いうちに解決したいし、もし、解決が難しい事項があれば、必要に応じて地域のコーディネーターをはじめ、外部の諸機関の力をお借りしながら問題解決につとめていきたいと考えています。
利用者、ならびにその家族の方々の一番近いコーディネーターは「ぴのきおの職員」です。ぴのきおでは、いつでもどこでも話せる環境を作り、色々な問題を一緒に考えていきますので、まずは職員に相談されることをお勧めします。
ぴのきおは問題解決の為の「総合窓口」になります。
5、第二の家族となれるような支援体制(第二の家族としての支援)
家族に福祉関係者がいればどんなに助かるだろう、と思ったことがありませんか?
病気になった時、てんかん発作が起きた時、両親の高齢化が進んで対応に困ったとき、福祉制度の理解ができず、サービス内容を知らなかった時など、色々な場面で、困り事は発生します。
いろいろな事を家族だけで考えずに、また、運命だと諦めずに、必要な専門家をまじえて色々な選択肢の中からよりより選択ができるようにしていきたいと考えています。私たちが「第二の家族」という理念を掲げた理由は、利用者の生活や人生を家族と共に切り開いていきたいと考えているからです。自分や自分達で変える事ができるのが運命です。
そのためには、信頼できる「人」と「人」とつながる事です。そんな信頼できる人になる為にも、私達は積極的に福祉の在り方と方法についての研修を行い、自分達の専門性を高めていきます。
ぴのきおが利用者にとっての「第二の家族」となれるよう、努力していきます。
私達は、志を高くもち、利用者の皆さんの生活の為にそれぞれに必要な事を必要に応じて、1から5の方針に則って支援します。どんなに障がいが重くても、自分らしい生活ができるよう、私達は全力で利用者さんやその家族の困り感に応じて、チームで解決していく事に心掛けていきます。
また、正しい知識の元、正しい支援ができるよう常に利用者さんの事に関して勉強する機会を設け、利用者さんにとってより良い支援につながるよう努めてまいります。
令和6年6月1日