沿革

ぴのきおとは

1986年

ピノキオの会発足

「日常生活において、困難な問題や悩みを話し合い、解決に向けて対処し、将来親子共々不安のない安心した生活ができるように考えよう」という目的で身体に障がいのある児者の10家族で「ピノキオの会」を創立しました。

この「ピノキオの会」の目的や活動が礎となり障害を持つわが子の自立を志していたメンバー5人の母の想いから法人名を「ぴのきお」と決定しました。

2001年

放課後活動開始

子供たちが大人になっていく過程で身につけたい事や体験をさせたい、との願いでわが子の「場所作り」を本格的に活動開始し、米子市皆生養護学校での放課後活動が許可される。

2002年10月

のんびりタイム開始

ピノキオの会(からだに障がいのある児者を持つ家族の会)の有志で「放課後活動の場」として“のんびりタイム”をスタートしました。

この活動では、「学校と家との往復しかなかった子達に放課後を楽しく過ごさせよう。」また「障がいを持つ子達の将来を考えた時、親として今、何を成すべきか!」という将来への不安を考えた親達が“わが子達が一人の人間として社会に羽ばたく年齢に達した時、少しでも心身への負担が軽い方が望ましく、その為には、少年期から家族以外の人とのコミュニケーションを大切に!”という点を意識した活動です。

2003年6月

モデル事業へ移行

鳥取県単独事業の「盲・聾養護学校放課後等障害児・者支援モデル事業」の開始と共に、県のモデル的活動となりました。

2005年3月

あんしん家族支援事業へ移行

モデル事業は新たに「障害児・あんしん家族支援事業」に移行となりました。

2006年10月

地域生活支援事業(日中一時支援)へ移行

地域生活支援事業(日中一時支援)に移行し、このように実施して来た私達は、より「自立」に向けての意欲が高まり、いよいよ「実家ではない自宅」を意識するようになりました。

2007年4月

共同住宅 すまいるはーと

4人の家族がわが子(本人)の将来の生活を考え中古住宅を購入し、自立の為の「家作り」に向かいました。“みんなであたたかい思い合いと、笑顔で暮らせる家”を願って「共同住宅 すまいるはーと」と名付け、ついに「実家ではない自宅」での宿泊体験の生活が始まりました。

2008年9月

NPO法人 ぴのきお

試行錯誤しながら共同住宅 すまいるはーと 宿泊体験から約1年半後にNPO法人を立ち上げ地域生活支援事業の日中一時支援をしながら共同住宅すまいるはーとに居宅介護と併用した事業を行う計画を立て、法人を設立しました。

2010年6月

ヘルパーステーション ふぁいと

制度に縛られて、生活支援の制限を按じた私たちは自分たちで「ヘルパーステーション」の立ち上げしかない!と考えました。それが「ふぁいと」です。

2012年5月

ケアホーム すまいるはーと

本人達の生活が重要な為、「共同住宅」的ケアホームを目指しケアホーム移行を決断し、2011年に公的予算が付き(重症心身障がい者を地域で支えるNPO応援事業)改修工事を行うことができました。2012年5月に開所し、これまでの4人の住人は家族と共に生活していた環境から、成人した1人の社会人としての生活を開始しました。

2014年4月

グループホーム すまいるはーと

ケアホーム、グループホームの一元化に伴いグループホーム「すまいるはーと」になりました。

2014年

重症心身障がい児者支援事業 「ほゝえみ」

「医療ケアの必要な重症心身障がい者の過ごす家はなく、制度もまだまだ重症の人には生活しづらいことばかりです。「どんな日が来ようと、地域で生きたい!」と願う人等…の支援に重点をおき、利用者を選ぶのではなく制度の狭間で苦しい状況の人の支援を考えて実施していたのが、地域移行推進事業「ほほえみ」です。(地域移行推進事業とは、肢体不自由者の地域生活志向の高まり、親の高齢化や死亡による自宅介護の限界等の状況が広がる中で、各地域において肢体不自由者の住まいの場づくりを促進することを目的とした事業です。)

2017年3月

多機能型事業所 ぴのきお

米子市両三柳3606-1に「多機能型事業所ぴのきお」設立。

放課後等ディサービス事業「ふわふわ」
職員体制としては、看護師・嘱託医・理学療法士・保育士・児童指導員等それぞれが専門職の立場から子ども達の障がいや年齢に合った関わり方をし、より良い支援を提供します。

生活介護事業「え~る」
これまで気管切開している人、人工呼吸器を使用してる人の通える生活介護事業所は、総合療育センターしかなく、利用日も週に1日~2日でした。日中充実できる生活が得られるという事は心身安定と共に健康につながり、体調が良くなる事はこれまでの体験を通し明らかです。そのような人達が日中充実した時間を過ごせる為に開所しました。